大宝工業株式会社

Employee introduction

社員紹介

T.M

いくらでも成長できる環境が
用意された大宝。
どうやって輝くかは「自分次第」!

PLOFILE
T.Mさん
大宝工業株式会社 関西カンパニー 湖南工場・技術グループ所属

大宝工業は1937年の創業以来、プラスチック加工において日本を代表する大手メーカーの発展に貢献。
安定成長を続けるとともに、業界トップレベルの評価を受けています。
こうした業績を支えるのは、「不良は一個も作らない、納めない会社」をモットーに、
現場で働く社員ひとり一人が積み重ねてきた経験と努力です。
今回お話をお聞きするのは、女性で技術職に就き、日々プラスチック成形に精を出す先輩社員。
大宝工業に入社した経緯や仕事内容、今後の目標などをお聞きしました。

佐賀から単身、滋賀県へ。
品質管理から職歴をスタート

「しゃべったり、笑顔をつくったりすることが苦手で、ごめんなさい」――とまどうような表情を浮かべながらもインタビューに臨んでくれたのは、現場で培った成形技術を持ち、職場から未来の管理職として熱い期待を背負っているTさん。大宝工業との出会いは、意外にも「たまたま」だったといいます。

「私は佐賀県の工業高校出身で、高校に来ていた求人票を見て、大宝工業の入社試験を受けることになりました。ただ、どんな会社なのか下調べをしましたが、プラスチックの射出成形でトップレベルといわれても、正直そのときはまったくピンと来ていませんでした」

その後、学校からの後押しを受け、大宝工業の関西カンパニーへ。入社後すぐにマザー工場である湖南工場で研修が実施され、そのまま湖南で勤務することになりました。

「研修後に配属されたのは、品質管理を行う部署でした。各機械を巡回し、完成品の品質をチェック。基準となるサンプル品と見比べて少しでも差異があれば、直ちにラインを止めて、原因の確認と改善を関係者に依頼する役割を担っていました。
また、作業員の状況を随時観察し、気になる点があれば声掛けや指導を行い、生産ラインの品質の維持向上に努めていました」

故郷の九州を離れ、単身、滋賀県湖南市へ。最初は不安でいっぱいだったといいます。

「当時、湖南工場の新入社員のうち女性は私だけだったんです。男性には寮が用意されていましたし、今でこそ女子寮があるのですが、当時はなかったので近くのアパートが用意されていました。

そもそも工業高校出身ではありますが、機械の加工や電子工学を専攻してきたので、プラスチックについては専門外。まったくの畑違いだったので、とまどうことも多かったんです」

それでも、必死に仕事に食らいついていったというTさん。
20代前半まで品質管理の部署で勤務していましたが、大宝の製品を生み出す要となる部署「成形」に自ら立候補し異動することとなりました。

「品質管理も重要な仕事であることは理解していたのですが、せっかく大宝工業に入ったのなら、現場も経験したいと思ったんです。そこで、成形を担当していた方にさりげなく話を聞くと、ちょうど手が足りていないということだったので立候補し、1~2ヶ月くらいで異動することになりました」

成長に合わせて新たな技術を学んで
レベルアップ

「プラスチックの射出成形」と言葉にしただけでは、成形するための機械を操作するだけで、ポコンポコンと簡単に製品が出来上がっていく姿を想像する方も多いことでしょう。しかし実際は、緻密な計算や経験があって初めて成り立つ難易度の高い現場であり、大宝の技術が結集された現場のひとつです。

「女性である以上、場面によっては男性とまったく同じように働けるとは限りません。特に金型を取り付けるときは力仕事になるため、成形に行くのは厳しいかもしれない、と考えたこともありました。
実際、鳥取工場など他の工場では金型を手締めするところもあり、体力や腕力が必要です。湖南工場は金型の設置を油圧クランバーを使って行っているので、そこまでの力仕事ではないので、いけるかなと。

正直いって、仕事自体はかなりキツくなりました。しかし、やりがいは今まで以上に感じられるようになりました。

何よりも達成感があるんです。製品の出来が、私自身の技術力で変わることが分かるので、もっと良いものをつくろうという意欲がわいてくるんですよね。

また、学ぶことが多いところも私の心を鼓舞してくれたように思います。プラスチックとひと言でいっても、種類はさまざまにあります。
ABS樹脂、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)など、機械に流す材料によって成形条件が変わるので、繊細な調整が必要です。間違えてしまうと金型が壊れてしまうリスクもあるので、上長に教わりながら、実地でひとつひとつ覚えていきました」

現場の最前線に立ち続けたTさんに、ある日、技術グループへの異動が打診されます。

「25歳のころだったでしょうか。キッカケは定かではないのですが『技術に異動してもらいたい』と打診され、移ることになりました。そのときは『もっといろんなことを学べるな』という期待感でワクワクしたのを覚えています。

成形は完成した金型を使って製品をつくることが仕事になります。技術は成形で使う金型の修理や調整なども行い、金型の設計などゼロから携わることも。難易度についてはどちらが高いということはないと思うのですが、技術グループのほうがより深い知識が必要になります」

隙間時間を活用し、チャレンジに
必要な技術を学ぶ

成形から技術への異動という大抜擢。Tさん自身は「キッカケはよく分からない」と謙遜していますが、実はTさんが日々続けてきた「積極的に学ぶ姿勢」が評価されてのことでした。

「18歳で友人も知人もいない湖南に単身で乗り込んだ感じだったので、とにかく当時は時間を持て余していたんですよね。初めの1ヶ月くらいは、京都が近い!大阪が近い!と盛り上がったのですが(笑)、すぐに冷めてしまって。ただただ『ヒマだな』という気持ちが残りました。

調べたところ、湖南市から電車で20分ほどのところにある草津市に、3D CAD(立体データの作成ソフト)を学ぶことができる学校がありました。高校時代に機械設計を少しかじっていたので、学ぶことを決めて空き時間を使って学校に通い始めたんです。

現在は、2級射出成形技能士という国家資格に挑戦中です。試験は学科と実技があり、実技は試験会場内に用意された金型を使って、制限時間内に射出成形を行い、正しい作業手順で製品を20個作るという実践型の試験になっています。
金型を自分で取り付け、条件を出すところから始まるのですが、素材を2種類扱うので、温度調整を間違えると失敗してしまうことも。自分の成形技術がどこまで進歩しているのか、この試験でぜひ試してみたいですね」

3D CADをはじめ、技術について学びを続けるとともに、現在は中国語の講習会にも通い、語学力を磨いているというTさん。

「語学の学習塾が近くにあるので、時間があるときに中国語を学んでいます。弊社で使用している金型は中国や韓国で作られることが多いので、役に立つかな?と。半年ほど勉強を続けていますが、最近、単語くらいは分かるようになってきて、文章を見たら何がいいたいかくらいは理解できるようになりました。

学ぶことは好きなので、これからも自分磨きになるような習い事に挑戦していこうと思います」

資格を取得し、給料アップを目指す⁉

大宝工業では、業務に必要な資格の取得を促すため、各種の資格手当が用意されています。

「入社当時より、そうした資格手当の金額がアップしているんですよ。資格が取りやすくなったというか、取りたい!という気持ちにさせてくれるというか。会社が力を入れてくれているので、私たちの励みになっています。

なにごとも、ご褒美があるってうれしいじゃないですか。手当分のお金が貯まったら、何か習い事をする資金にします」

大宝工業はさまざまなカンパニーから成り立っていて、工場によって扱う製品や働く人のカラーは大きく変わります。Tさんから見て、関西カンパニーおよび湖南工場には、どのような魅力があるのでしょうか。

「やはり本人の希望を大事にしてくれるところが魅力だと思います。意欲のある人をきちんと評価し、上に進むための道を用意してくれる。そのために、さまざまな相談にも乗ってくれます。社員ひとり一人のことを、よく見てくれている会社であることも、大宝らしさだと思っています。

私自身、まさか成形から技術に異動するとは思っていませんでした。技術って大学や専門学校に通い、専門的な知識を得た人が行くものだと思っていたんです。
高卒の私がまさか、というのが正直な気持ちでしたが、学歴よりやる気を優先してくれる点では、他にはない良い社風だといえるのではないでしょうか」

今では会社に対する愛情が大きく芽生え、大宝工業の今後を担う一員として活躍する気持ちを抱いているというTさん。現在の目標を聞いてみました。

「目標はシンプルに技術力の向上です。というのも、技術グループのメンバーのうち3人が5年以内に定年退職を迎える年齢になってしまうんです。ですので、これから3~4年は彼らの技術を盗む期間だと思い、日々見て、聞いて、学び続ける毎日です。

彼らの技術は本当に素晴らしいもので、私などまだまだ足元にも及びません。ゆえに、正直これまで頼り切ってしまっていた部分があるんです。
先輩たちが培ったテクニックを後輩に継承していくためにも、私たち下の人間が、危機感を持って上を見て歩いていくしかありません。

ただ、そうしたチャレンジグな状況に対し『よし、やったろう!』という気持ちを抱いています。どこまで行けるか分かりませんが、やれるとこまで行きたいですね」

もっと多くの女性に、この世界に飛び込んできてほしい

先達からの学びを後進に伝えたい。そのために自身の技術力を磨き続けているTさん。後進として、どんな人材に大宝工業を選んでほしいと考えているのでしょうか。

「やはり、やる気がある人がいいですね。最初は慣れなくて戸惑うことや、力仕事で体力的に厳しいと感じることもあると思います。でも、技術が備わっていくにつれ、どんどん面白くなっていく現場なので、まずは3年続けてほしいと思います。

先ほども少し話しましたが、大宝工業では希望すれば、知識も、技術も、望んだ分だけ得ることができます。部署により仕事の忙しさや大変さは変わるかもしれませんが、女性だから、男性だから、という差が少ないことも特長なので『工場は男性社会なのでは?』などと思わず、女性の方にもどんどんこの世界に飛び込んで来てほしいですね。

技術の世界では自動化も進んできている部分もありますが、まだまだ見て、聞いて、技術を盗んでナンボなところがあります。知識がなくてもまったく問題ありません。私自身、射出成形についてまったく分からずに入社しましたが、丁寧に研修を行ってもらえましたし、分からない部分は現場で先輩方に直接質問し、ゼロから鍛えていただきました。機械に頼り切りでは不可能な現場だからこそのやりがいがあります。それに、仕事は本当に楽しいです!

次はもっといいモノを作ろう、明日はもっと成長しよう、そんな向上心がある人はぜひ、一緒に大宝工業で『一人前・一流・一番』を目指しましょう」